忘れられたこの地にも歴史に刻んだ時代がありました。 宇美川のそば、竹林のなかに、竹ばかりで建てた茶室があります。この竹亭は、宇美村大庄屋、小林虎太が建てたもので、激動の明治維新に登場します。当時、幕府を討そうとした三条実美ら公家七名が京都から大宰府に逃れてきました。その三条実美らがなんと十一回も大宰府から宇美の竹亭に、馬できているのです。ここで虎太と「早見川」という酒をくみかわし、討幕の話でもしたのでしょうか。三条実美が歌ったとされる「このすまゐうらやましさにけふもまたたずねでにけり此君の庵」という和歌が刻書された碑が残っています。