竹亭

忘れられたこの地にも歴史に刻んだ時代がありました。
 宇美川のそば、竹林のなかに、竹ばかりで建てた茶室があります。この竹亭は、宇美村大庄屋、小林虎太が建てたもので、激動の明治維新に登場します。当時、幕府を討そうとした三条実美ら公家七名が京都から大宰府に逃れてきました。その三条実美らがなんと十一回も大宰府から宇美の竹亭に、馬できているのです。ここで虎太と「早見川」という酒をくみかわし、討幕の話でもしたのでしょうか。三条実美が歌ったとされる「このすまゐうらやましさにけふもまたたずねでにけり此君の庵」という和歌が刻書された碑が残っています。

竹亭
 宇美町の通称萬代山にある竹亭は、小林虎太の茶室として造られたものです。竹亭は、障子や棟・窓などを竹で造っているところにその特徴があります。また、周囲には珍しい竹類が植えられています。建物としての竹亭の重要性もさることながら、竹亭の歴史は、近代の宇美の歴史を語る上で重要な意味を持っています。
※この竹亭は個人所有ですので、ご覧になれません。

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